ハセガワ1/72 VF-1A バルキリー製作記 2008 8/18〜 製作中

2008 8/19
VF-0と比べかなり小柄 ハセガワの1/72 VF-1バルキリーです。
最近マクロスネタ多いなあ…

VF-0S、YF-19同様、素組みで行く予定です。
カラーはまだ決定していませんが、
某天才メガネの人にするつもりです…今のところ。

早速、例によって一応の仮組み。
今回は各ブロックの兼ね合いがさして複雑ではないので、
機首と胴体の一部のみ合わせをチェックします。
で、仮組みしてみた感じですが合いに大きな問題は無し。
ただ、機首のコクピット周辺、胴体背面のパネル辺りには
少々調整が必要そうです。
ではまず、コクピット及び機首から製作開始。

機首はコクピットフロアが干渉して左右がピッタリと
閉じませんので、フロアの側面やダボを削って調整します。
また接着面の一部にバリが生じており、パーツの合いに
影響してきますのできっちり削り取っておきます。

コクピットは説明書通り塗り分け、デカールを
貼って仕上げますが、サイドコンソール用のデカールが
付属していませんのでジャンクデカールより流用しました。

コクピットと一体成型の脚収納庫を軽く塗装後、
左右の機首を貼り合わせます。先に調整していたため、
合わせには全く問題ありませんでした。
設定画と若干違うのはご愛敬
2008 8/20
今回可動は必要無いんですが… 胴体ブロックの組み立て。

胴体には主翼連動用の歯車等が収まります。
ギアのピッチが合っていないため動きが若干
引っかかり気味ですが、そこまで動かす事も無いので
今回はバリ等を取った以外手は加えませんでした。

なお、主翼を外した状態で最前進位置まで持って行くと
ギアが外れて戻せなくなりますので要注意です。
特に胴体上下接着後の修復は困難を極めますので、
主翼を外した状態では出来るだけギアを動かさないよう
気を付けて作業を行います。
胴体上面は中央部のパネルが別パーツとなっています。
隙間は問題ないものの、ベロが前部にしか無いため
そのまま接着すると後部に段差が生じますので、
プラ板で後部にもベロを設けて対処します。

胴体内側は完成後も意外とよく見える部分なので、
ダークグレーを吹いて成型色を隠しておきます。
画像ではまだですが、主翼基部側のギアは
完成後もかなり目立ってしまうので、こちらも同様に
ダークグレーで塗っておきます。

この後、補助インテークパーツを組み込んで調整したら
胴体上下を接着します。機体の中心となりますので、
後から割れたりしないようにしっかりと。
やっておくに越した事はないかと
一体成型にして欲しかった部分 主翼の製作。

パーツ構成は単純な上下2分割となっています。
合わせには特に問題ありませんが、
パーツが若干柔らかい&薄いため簡単に歪みます。
また、ニッパーでパーツギリギリで切断すると
えぐれてしまうので注意します(実際一部えぐってます)
主翼下にはミサイルパイロン用の穴を開けておきます。

接着は普通の溶剤系で行いますが、前述のとおり
非常にパーツが弱いため、たっぷり塗り付けると
後縁がフニャフニャになってしまいます。そのため、
今回は合わせ目消しは溶きパテで行います。
2008 8/24
インテーク周りの製作。

画像左のリップ付近には目立つピン跡が左右それぞれ
6つも存在しますので、ラッカーパテを盛って一つ一つ
地道に消していきます。

画像右の部分(名称不明)は内部にインテークダクトが
入りますが、左右パーツの区別がつきにくいので
切り取り前にパーツ番号の確認しておくと良いでしょう。

インテーク内部はこの段階で白で塗装しておきます。
後で機体塗装の時にも一緒に塗装しますが、念のため。
一度左右ダクト間違えたのは内緒
ノズルの上下に要注意 エンジンブロック(脚部)の製作。
いくつかパーツを挟み込む必要があるので、
先に工作・塗装を済ませておく必要があります。

エンジンノズルはどうやっても後ハメ不可なので
先に塗装・マスキングをしておきます。
脚収納庫、エンジンファンは先に接着しておきます。
左右の区別がつきにくいので、切り取る前に
パーツ番号を確認しておかないと痛い目に遭います。

準備が出来たら左右パーツを接着しますが、
合わせがタイトなので接着前に若干の調整が必要です。
特に脚収納庫は収まりが悪いので、左右を仮合わせして
爪楊枝で位置を調整後、流し込み接着剤で接着します
インテーク部は前後を接着する際に段差が生じ易いので
ダボを削るなどして位置を調整します。
なお、接合線は後でパネルラインになりますので
接着剤がはみ出さないよう注意しつつ接着します。

エンジンブロックは一部ヒケが生じていますので、
サーフェイサーを盛って乾燥させ、後で合わせ目消し時に
一緒に削って整形しておきます。

このキットはパネルラインがかなり繊細なため、
瞬間接着剤を盛ってガシガシ削るとあっと言う間に
消えてしまうので、今回は他の部分の合わせ目修正にも
サーフェイサーを主に使用しています。
結構合わせ目多くて面倒
2008 8/28
工作が実に普通なため、ネタがなく更新停滞気味です。

機首ブロックは合わせ目処理後、
コクピットをマスキングして下地塗装に備えます。

コクピットフロアと脚収納庫が一体成型のため
脚を差し込む穴がコクピットフロア側にも空いているので、
吹き込み対策に爪楊枝の先っちょを突っ込んでおきます。
胴体ブロックは合わせ目も少なく、工作は楽です。

サブインテーク内部はダークグレーで塗ってありますが、
どうせまた後で周囲もろとも塗り直すので
特にマスキング等は行いません。

エアブレーキは開閉をどうしようか検討中。
閉めると若干段差が出来るので開状態かな…
バックパックと垂直尾翼。

ここも特に合わせ等に問題はありませんが、
一部ピン跡が表に出てくる部分があるので
きっちりと消しておきます。

背部バーニアのインテーク及びノズルは
塗り分け等の都合上、後から接着します。

垂直尾翼はピンが小さく、固定に難儀しそうなので
真鍮線でピンを立てておきます。
胴体下部に当たる腕ブロック。

下腕部は左右分割なので普通に接着し合わせ目消し。
二の腕は一体成型なので特にすることはありません。

両者を接着してしまっても問題ないかとも思いますが、
下腕部の裏側に塗料が回らないと困るので
一応別々に塗装します。
インテーク・エンジンブロック

合わせ目が目立つ上、多少段差が生じるので
サーフェイサーを盛って綺麗に消します。
また、同時にヒケも埋めておきます。
一部パネルラインを消してしまったので、
細いPカッター等で彫り直しておきます。

こちらも前後を接着してからの塗装でも問題ないかと
思うのですが、支持棒の付け易さから
前後別々に保持して塗装します。

インテークは、後で塗り直しがしにくい最深部のみ
ティッシュを詰めてマスキングしておきます。
機首下面に付く頭部。今回はA型仕様で組んでいます。

側面に大きなヒケがあるので埋めておく他、
後部のミゾに合わせ目が生じるため
サーフェーサーで埋めて綺麗に消しておきます。

レーザー砲は先端の銃口を開口しておきます。
砲身は左右挟み込みによる可動式ですが、
動きのスムーズさ等は特に問題ありませんでした。
下地塗装前に一度全て組み合わせてみます。
思えば全部組み合わせたのはこれが初めてか…

各部の合わせには全く問題ありません。
むしろ以前作ったVF-0SやYF-19よりもしっくり来ます。
ただ、腕やエンジンブロックの固定に遊びが多く、
全て合わせてみないと正しい位置や角度に来ないのが
ちょっと今後組み上げる上での不安要素でしょうか。

とりあえず、特に問題なく下地塗装に入れそうです。
2008 9/2
便宜上日付を付けていますが、数日分まとめて更新。

下地塗装を行います。今回もいつも通りGSIクレオスの
サーフェイサー1200を薄めたものをエアブラシで。
パネルラインは一度軽くさらってあるので、特に
埋まってしまったりする部分はありませんでした。

サフを吹くと各部に粗が見えてくるので、
溶きパテ等を盛り削りして修正していきます。
今回は割と合いが良かったので、修正点も少なく
下地処理にはさして苦労しませんでした。
下地が出来たら塗装開始。
まずパーソナルカラー部分に下塗りとして、
GSIクレオスのGX1クールホワイトを軽く塗装しておきます。

今回はどの機体にするか迷ったのですが、
A型でFASTパック無しということで、
この仕様が最も印象深い柿崎機で行きます。
マックス機にしようと思ってたけど頭部A型で作っちゃったしFASTパック無いし。

パーソナルカラーの緑にはガイアカラー013番、
ビリジアングリーンを使用しています。
キット指定色とはちょっと違いますが、個人的には
イメージピッタリなのでこれで行きます。
緑部分の完全乾燥後、マスキングを行います。

背部(B形態の胸部)はアタリをとるための目安が
少ないので、デカールを型紙(?)にしてテープを切り抜き、
所定の位置に貼り付けることでマスキングを行います。

デカールの上にテープを貼り付け、それをガイドに
定規を当ててカッターで切り抜いています。
これなら形状も正確に出せますし、シャープな仕上がりが
期待できますが、デカールは場合によっては使用不能に
なってしまう欠点もあります。もっとも、今回はデカールは
使用しないので特に問題ありませんが。
背部の緑部分マスキング終了の図。

エアブレーキは別パーツですが、胴体側とずれると
格好悪いので一緒にマスキングしておきます。

今回使用したビリジアングリーンですが、
ご覧のとおり吹き加減によって全く別の色に見えます。
そこで、厚塗りになり本当はあまり好ましくないのですが
広範囲に吹きつけることで、マスキング部分の色具合が
統一できるようにしています。
尾翼、ベントラルフィンは普通にマスキング。

エンジンブロック側面の丸い部分はテープで
マスキングするつもりだったのですが、
テンプレートを使っても真円に切り抜けなかった上、
サークルカッターも半径が必要なサイズに出来ないため
最終的にマスキングゾルを使ってマスキングしました。

幸い円部分が凹んでいるため、マスキングゾルを
流し込むような感じで塗ると上手くマスキング出来ます。
はみ出した部分は爪楊枝で軽く広げ、
半乾きになった時点で軽く爪楊枝で擦ってやると
必要な部分を剥がすことなく除去できます。
緑部分をマスキング後、黒を塗装します。

今回は背部、主翼、尾翼、ベントラルフィン、エアブレーキ、
エンジンブロックの黒ラインを塗装で処理します。
機首は微妙に複雑なのでデカールを使用する予定。

使用したのはGSIクレオスのGX2ウイノーブラックです。
別に色自体は普通の黒なんですが、このカラーは
隠蔽力と艶という面では今までのものよりも優れています。
ただ、メーカーが謳っている塗膜の強さについては
若干疑問が残る印象ですが…
黒の完全乾燥後、マスキングを行います。

背部及びエアブレーキは緑の部分同様、
デカールをガイドにしてテープを切り抜きマスキング。
先の緑部分との間には隙間が生じないよう、そして且つ
重なりが生じないようにマスキングしていますので、
後で合わせ目部分にはマスキングゾルを塗っておきます。

エアブレーキは、黒部分だけマスクしようとするのは
凸凹のせいで難しいので、緑のマスクの上から
黒の部分も一緒にマスキングしてしまいます。
エンジンブロック側面のラインはピッタリ5mmなので、
5mmテープを貼り付けてマスキング。
前端と後端の折り込みがポイントなのでそこはしっかりと。
パネルライン等でアタリをとり、直線になるよう注意します。

主翼のラインは単純な形に見えますが、
実際は内側と外側で太さが違っています。
意外と、普通にマスキングをするのが面倒なので
ここもデカールをガイドにして切り抜いたテープで
マスキングを行っています。

なお、統合軍マーク、モデックスの来る部分は
マスクを剥がす必要があるため、貼った後で
デザインナイフで慎重に切り抜いています。
2008 9/5
下地の最終仕上げ。

まずMr.カラー331番ダークシーグレーを全面に吹き、
続いてパネルラインに沿って黒に近いグレーを細吹き。

VF-0S、J35Jとほぼ同じ手法です。
いい加減別の手法覚えた方がいいのかな…

VF-0Sはかなり汚い印象の機体だったため下地は
黒一色にしましたが、今回のVF-1は割と綺麗な
イメージなので、パネルラインを強調する目的で
このような手法を採ってみました。
白の塗装に入ります。今回は指示通りMr.カラー316番で。

パネルライン周辺の下地がうっすら見える感じに、
パネルの内側を細吹きで地道に塗装していきます。

画像ではまだ下地が強めに残っていますが、
これだとちょっとイメージと違いますので、この後
薄めにした白を遠くから吹いて落ち着けます。
ひと区切り付けたところ。
うーん、今回はいまいちパッとしない気が…

VF-0Sの時は汚くする気満々だったのでかなり大胆に
下地を残したのですが、今回は中途半端に綺麗にしようと
したせいか微妙な仕上がりになってしまいました。

残すところは残す、隠すところは隠すつもりでしたが
場所によってはまだら模様になっている部分が…
これだと単にムラが残っているようにしか見えません。

さて、どうしたものか…
塗装の仕上がりは置いといて、とりあえず仮合わせ。

ブロックごとに別々で塗装しているため、気をつけないと
色調がバラバラになってしまいます。
今回も少々色調が違ってしまっている部分があったので、
全体を統一するため薄めにした白で重ね塗りをします。

この重ね塗りで、多少ムラっぽさは消えたのですが
場所によっては下地の色が殆ど消えてしまいました。

これで仕上げでは、さすがにお粗末が過ぎる気が…
というわけで、次回は塗装の手直しを行います。
(とは言っても具体案は決まっていないのですが…)

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