ハセガワ1/72 J35J "ESPADA 1"製作記 | 2008 6/29〜8/13 |
2008 6/29 | |
ハセガワの1/72ドラケンです。 思えば、真面目に戦闘機作るのは受験終了以来初。 特に変わった工作はせず、さっさと組み上げて 塗装に特に力を入れるつもりです。 塗装パターンとマーキングは…まあ後のお楽しみでw それでは早速製作開始。 |
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まず仮組みから。 合いを確認しつつ、主要部品をマスキングテープで 大雑把に組み上げていきます。 小さなバリ等はこの段階で処理してしまいます。 残しておくと仮組みにも支障が出ますので。 とりあえず組んでみた感じですが、 機首レドーム、垂直尾翼の合わせに若干難ありです。 でもまあ大したことにはならなそうな予感。 それ以外の部分はほとんど問題ないですね。 今日はとりあえずここまで。 明日より本格的に製作開始です。 |
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2008 7/5 | |
機体上下貼り合わせのための準備。 コクピットフロアと計器板に塗装・デカール貼りを施し、 機体に組み込める状態にしておきます。 操縦桿や射出座席など、マスキングの邪魔になるものは 塗装終了後に製作、組み込む予定。 キットまんまのデカール仕上げですが、キャノピー閉じて パイロット乗せちゃえば殆ど見えませんので 今回はこれで良しとします。 ちなみに、キット指示ではMr.カラー72番ですが 実機写真を参考に同303番で塗っています。 フロアのついでに機首裏側、グレアシールド、 バルクヘッド(?)部分も塗装しておくと後々楽です。 |
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コクピット後方、ドーサルスパイン部分の接着。 ここは位置調整、接着のし易さ等の点で 機体上下貼り合わせ前に接着した方が良いでしょう。 ここはキャノピーの固定に大きく関係する部分ですが、 ピンによる位置決めが少々曖昧です。 適当に接着してしまうと後で痛い目に遭いますので、 キャノピーをテープで仮止めし、ラインが綺麗に繋がるよう 調整を行いつつ裏側から接着剤を流して固定します。 合わせに問題はありませんので、隙間の処理などは 特に必要ありませんでした。 何だかんだであまり時間がとれず、今回はここまで。 次回も貼り合わせ前準備の続きを予定… |
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2008 7/6 | |
外翼は、説明書では裏表一体成型されたものを 機体上下貼り合わせ後に差し込むようになっていますが、 それだと接着強度や位置決めに不安が残ります。 というわけで、先に機体上面に固定してしまい その後で機体上下を貼り合わせることとします。 主翼の接着面がバリやめくれで少々荒れてますので やすり等を用いて処理した後、合わせを調整します。 テープ等で仮止めしてから普通のセメントで接着し、 ある程度乾いたところで瞬間接着剤で固定。 位置決めが確実にできたところで、たっぷりと瞬着を ベロ裏に流し込んでガチガチに固定します。 なお、補強はスペースの関係で入れられませんでした |
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外翼と本体の間にはどうしても隙間が生じますので、 マスキングで周囲を保護しつつパテ盛り。 いつも通り、加工の楽なラッカーパテを用いています。 なお、ドラケンの主翼接合部のパネルラインは 独特な構造をしていますので、その表現のため 中央部の隙間のみを埋め、前部と後部の隙間は パネルラインの一部として残しておきます。 ラッカーパテは乾燥が遅いので暫く乾燥待ちです。 次回あたり機体上下貼り合わせに入れるでしょうか。 |
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2008 7/12 | |
テイルパイプは、機体上面に合わせると フラップ後縁や垂直尾翼との兼ね合いが良いのですが、 そうすると機体下面との間にプラバンが挟める位の 大きな隙間が空いてしまいます。 今回は機体上面のラインの繋がりや修正のし易さを考え、 まずテイルパイプ側の隙間が生じる部分(下半分)に 0.5mmのプラバンを貼って外形を整えておき、 その後機体上面に合わせて接着する方法を採ります。 この方法だと機体上面にはほぼ一切の段差や隙間は 生じませんが、下面には少々の隙間が残りますので 下面接着後、パテ等を用いての修正が必要となります。 |
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テイルパイプ接着後、不備が無いか確認したら 機体下面と機体上面を貼り合わせます。 後で割れると悲惨ですので溶剤系の接着剤で確実に。 接着剤の乾燥待ちの間に、前回パテを盛った 主翼の隙間部分の整形を済ませてしまいます。 周囲を保護するため、マスキングテープは貼ったままで ある程度まで削り、最終段階ではテープを剥がして パテと周囲が面一になるまで削ります。 画像で色が違って見える部分は、状態を確認するため 筆でグレーを試し塗りした部分です。 |
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ノーズコーンの接着。 2本見えるうちの左側の線が接着ラインです。 塗装の際、右側が塗り分けラインになるので、 本当はこっちで分割してもらえると楽なのですが。 パーツの合わせは殆ど問題ありません。 わずかに隙間と、下側に段差が生じますが、 軽くペーパーをかければ修正できるレベルです。 隙間を完全に消した後、エッチングノコ等で ラインを彫り直しておきます。 なお、ノーズコーンには錘を5g入れる指示がありますが、 スペースが少なく、全ては入れられませんので 念のためコクピットフロア後方に鉄球を入れてあります。 |
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現況。さして時間はとれていないはずなのですが もうここまで来てしまいました。 この後、エアインテークの接着&修正、 各部の合わせ目の整形、及びパネルラインの彫り直しを 行えばとりあえず本体の基本工作は完了です。 垂直尾翼、各部パイロンの準備ができ次第、 下地塗装及び表面処理段階に入ります。 |
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2008 7/13 | |
テイルパイプ周りの修正。 前回、プラバンを挟んである程度隙間を抑えていますが それでも不十分ですので、ラッカーパテ、瞬着等を用いて 隙間と段差を解消します。 また、昇降舵は上面と下面で若干大きさが異なるので 上面に合わせてヤスリで大きさを調整します。 ちなみにこのキット、各舵翼の後縁が切り落としたように 分厚くなっていますが、実はこれが正解で、実機も こうなっています。(正確には実機はコの字断面ですが) 後縁だからといって薄くすることないよう、ご注意をw |
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エアインテーク周りの工作。 インテークリップはバリ等で少々荒れていますので、 ペーパー等で整えた後、筆で内側をシルバーに塗ります。 この部分は接着ラインが後でパネルラインとなりますが、 合いが良いので概ね太さ一定の綺麗な隙間が生じます。 そこで今回はノーズコーンの時と異なり、隙間を消さず 接着後にPカッターで隙間を数回なぞることで、 パネルラインとして生かす方法を採りました。 この後、各部の消えてしまったパネルラインを復活させ、 同時に他のラインも軽くなぞって深くしておきます。 これで機体本体の基本工作は完了です。 |
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2008 7/20 | |
途中が飛びますが、垂直尾翼の整形、 ドロップタンクの接着&整形を終え、下地塗装に入ります。 いつも通りGSIクレオスのサーフェイサー1200を使用。 航空機模型にサフ吹きは敬遠されがちですが、 エアブラシで薄めに吹けば普通の塗料と同等に シャープに仕上がりますし、何より食いつきの良さ、 遮光性を考えればこれが最適だと私は思います。 サフを吹くと、これまで見えなかった粗が 嫌と言うほど出て来ますので、筆でサフを塗ったり、 場合によってはラッカーパテを盛って修正します。 今回はちょっと粗が多め…根気よく修正を続けます。 |
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話が前後しますが、垂直尾翼について。 垂直尾翼前縁には縦長のインテークがありますので、 0.7mmドリルで穴を浅めに、縦に4つほど並べて掘り、 デザインナイフで繋げ、彫刻刀等で彫りこんで再現します。 本当は内部に数枚フィンがあるのですが、 私の技量ではどう考えても失敗しますので無視します。 また、尾翼端のフェアリング前端には真鍮製の ピトー管を仕込む予定ですので、0.5mmの穴を開けます。 円錐状の先端部に穴を開けるには難しいので、 ヤスリで頭を少し平にしておくと穴あけが楽になります。 |
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2008 7/27 | |
下地処理を終え、塗装に入ります。 今更になりますが、今回はエースコンバット・ゼロに 登場するサピン王国空軍エスパーダ隊の一番機、 "Espada 1"仕様で製作します。 …いい加減ACEZROネタは食傷気味でしょうか?w 結構マスキング地獄な塗装パターンですが、 直線的なパターンですから何とかなるでしょう…多分。 マスキングのし易さ、色の重なり等を考えてまず下面から。 胴体下面は若干汚れの目立つ白ですので、 まずはMr.カラー311番を普通に吹きます。 |
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続いて、パネルラインを避けるようにして パネル内側を同311番に黒などを加えた色で吹きます。 いつものパネルラインを暗くする手法とは逆ですね。 色の変化が大き過ぎると不自然ですからほどほどに。 画像でなんとなーく色が違うのがわかればそれでOKです。 ベースが白の場合、黒でパネルラインを強調すると 汚しというよりシャドーっぽくなってしまいますので、 パネル側を暗くすることで、全体的にくすんだ汚れの 雰囲気を演出するのがこの塗り方の狙いです。 スミ入れ時にオイル汚れ等を加えると更に効果的。 偉そうなこと言ってる割には相変わらずですが… |
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白の塗装終了後、マスキング。 塗り分けのラインは通常のスウェーデン空軍機等と同じ 標準的なものですので、実機資料を参考に 塗り分け位置、曲線の具合などをチェックしつつ マスキングを行います。 ここまでは普通のドラケンと特に変わりありません。 次からいよいよこのカラー独特の工程に入ります。 |
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2008 7/28 | |
機体全面にX字状に入る黄色ストライプの塗装。 この部分はエスパーダ隊カラーの特徴ですので、 気合を入れて行きましょう。 まず、ゲーム中の画面だと意外と汚れが目立つので 下地にパネルラインに沿って黒(濃いグレー)を吹きます。 この後の赤や黒の下地には別の色を使いますので とりあえず黄色の下地になる部分のみ。 パネルライン以外の部分にも気流の流れ、 外板の凸凹を思わせるような模様を入れておくと ちょっとしたアクセントになります。 |
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続いて、黄色の塗装。 黄色とは言っていますが、ゲーム中では サンドイエローと言うかカーキに近い色です。 今回はMr.カラーのGX4キアライエローを中心に、 同27番機体内部色、同55番カーキ、他にも色々混ぜた よくわからない色を作って使用しています。 まず、下地の黒がはっきりとわかるように吹き(右側)、 その後黒を抑え、意図した色になるように吹きます(左側) 今回は若干コントラストを強めにしています。 いや、特に意味はないんですが何となく…w |
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次にストライプ部分のマスキング。 ここが決まるか否かが、今作の見栄えを決める 最大のポイントと言っても過言ではありません。 このストライプ、胴体の3次元曲面にかかるにも関わらず 真上から見た時に胴体と主翼上のラインが まっすぐに繋がるという実に厄介な代物です。 マスクですが、特にこれといった特別な方法はないので 地道にテープを使って貼り込んで行きます。 まず太いマスキングテープを基点をとって張り(≠貼る)、 直線のアタリをとり、それに沿って細切りテープ等を 用いて真上から見て直線になるよう貼って行きます。 |
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…いや、実に説明しにくい工程ですね。どうしたものか…; 胴体にかかる部分は、横から見ると1/4円状になります。 テンプレートを用いても、胴体側が真円ではないので 上手くいきませんから地道に細切りテープで対処します。 画像は上面のX字の交差部分。 左右で繋がっていないようでよく見ると繋がってたり、 何故か一部、赤が三角形に残っていたりと 意外と複雑な構成をしています。 この辺はとにかく、ゲーム画面とにらめっこしつつ 地道に進めるしかありません。 |
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さっきから上面の画像と解説ばかりですが、 下面にもほぼ同様の塗装が施されています。 下面は胴体にかからない分多少は楽ですが、 主翼下は整流フィンが一体成型になっているため これが邪魔で一気にマスキングできませんので、 細切れテープを用いて少しずつマスクします。 |
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何だかんだで黄色部分マスキング完了。 かなり浮きや隙間が生じやすい形状ですので、 しっかりチェックしておきます。 それと、垂直尾翼端も黄色ですので忘れずに塗装して マスキングしておきます。 思ったより綺麗に出来たかな…? この角度だと微妙ですが、真上から見ると ちゃんとまっすぐになってますし、 微妙な左右の繋がりも再現できたと思います。 次回は機体の大部分を占める、赤の塗装に入ります。 |
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2008 8/1 | |
メインの機体色、赤の塗装に入ります。 まず黒に近いグレーで前工程の黄色を完全に消し、 その上からパネルラインを避けてグレーを吹きます。 黒の上からそのまま赤を吹いても 絶対にイメージ通りの色にはなりませんので、 グレーや白のような明るい下地色を吹いておくわけです。 黒で黄色を消すのも、サフのグレーの上から吹くのと 黄色の上から吹くのとでは多少色が違ってくる 可能性があるので、それを防ぐためです。 |
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続いて、Mr.カラー100番マルーンを中心に、 同114番RLM23レッド、68番モンザレッド、 327番レッドFS11136、59番オレンジ、29番艦底色、 その他黄色やグレーを混ぜた赤を作成。 パネルラインを避けるように吹きまし、た…が… パネルラインの黒と相まって、なんかザリガニみたいに… 油の漏れた、機械のさび止め色みたいにも見えます。 少しの違いには目をつぶりますが、さすがにこれは… |
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あまりにイメージと違うので塗り直し。 上で使った塗料にオレンジや黄色を加えて 彩度と明度を挙げた上で艦底色を加え、 上がり過ぎた彩度を抑えます。 これを先に塗った赤の上に、 パネルライン付近を残すようにして吹きます。 …画像が悪い。実際はいい感じなんですが… 画像はともかく、とりあえず赤はこれで決定。 塗り重ねなので、下地の黒の効果は薄れていますが 逆に赤の下地としてはちょうどいいかも知れません。 |
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赤の塗装が終わったら、色の具合を見るため 黄色のマスキングを全て剥がします。 色の具合に納得いかない場合は塗り直しになります。 今まで何度も、再マスク→再塗装を経験していますが 今回はそれなりに納得いく色になりました。 …凄くキモい色に見えたらそれは画像のせいです、多分。 ほとんどマスキングのミスはありませんでしたが、 主翼下のフィン部分に多少の吹き込みがあったのと、 主翼端のテープを剥がす時に爪を引っ掛けて 少し剥げさせてしまった部分があったので、 面相筆で修正しておきます。 |
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デルタ翼機に改造…ではありませんよ?w ドーサルスパイン、機首レドーム、方向舵の塗装。 境界をマスキングテープでマスクした後、 紙で他の部分を覆います。テープの節約ですね。 ここはパッと見は黒っぽいのですが ゲーム中でよーく見るとかなり濃いグレーですので、 ガイアカラー221番ドゥンケルグラウで塗装。 普段ガイアカラーはあまり使わないのですが、 この色がイメージピッタリだったので使いました。 できれば混色なしで使える色を使いたいですからね。 |
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グレー塗装後、マスキングを剥がしたところ。 今回は特に問題なく塗装完了です。 …しっかし相変わらず画像が悪い。 エスパーダ隊の赤は、見る状況で雰囲気が 大きく変わるので、これといった色を作るのが難しいです。 例えばハンガーだと、鮮やかな朱色っぽいのですが 敵としてエスパーダ隊が登場するMission15だと 赤黒い、極端に言うと焦げ茶みたいな色にも見えます。 今回はMission3の、快晴で光線状態が良い 蛍光灯の下のような状況での色をモデルにしています。 |
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2008 8/5 | |
エアインテーク周辺の塗り分け。 右から、黒に機体色の赤を微量混ぜたもの、 機体色の赤に黒やマルーン等を加えたもの、 リップ部分を普通の黒で塗り分けています。 一番右の帯は、パッと見機体のダークグレー部分の色と 同じに見えますが、よく見ると若干赤いのでそれを再現。 リップ部分はシルバーやガンメタルにも見えますが 実機だと黒に見える写真が多いので黒で。 |
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脚収納庫、主翼前縁及び主翼下のフィンの塗装。 写ってませんが垂直尾翼前縁も同時に塗っています。 普通にマスキングしてシルバーで塗装します。 後部の尾輪収納庫も同じくシルバーですので忘れずに。 |
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各収納庫にはMr.カラー8番を使用しています。。 脚収納庫は、ここまでの塗装の吹き込み等で 内部がかなりざらついていますので、 1500番程度のペーパーである程度平滑にしておきます。 普段ならそのままでもさして問題はないのですが、 今回はシルバーなので下地の粗がかなり目立ちますので やっておくに越したことはないでしょう。 |
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前縁は、アクセント的にガイアカラー121番 スターブライトシルバーで塗装。 かなりギラギラになるので使う部分によっては 少々オーバー気味な表現になってしまうのですが、 今回はエスパーダ(スペイン語で剣)なので 剣の刃のイメージでこの色を使ってみました。 ちょっと派手気味ですが、この後のクリアーコート等で いい感じに落ち着くと思います…多分。 フィン部分は、シルバーの塗装後、 他の部分をマスキングして白で塗装します。 マスキングが難しく、ある程度の吹き込みは仕方ないので 後で面相筆等でタッチアップして修正します。 |
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ドーサルスパイン部、アンテナ前部の謎のマーキング。 多分注意書きの類だとは思いますが、 実機でもこのようなマーキングを施した機体は 発見できませんでした。ということは当然、 デカールも存在しませんので手描きとなります。 特にこれといった方法があるわけではなく、 普通にマスキングして塗装します。 エアブラシだとマスキングが面倒なので、筆塗りで。 単純ですが、面倒な形状なので地道に頑張ります。 これで機体の塗装及び塗り分けは完了です。 次回はスミ入れ兼ウェザリングを行います。 |
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2008 8/6 | |
スミ入れ兼ウェザリング。 いつも通り、つや消し黒を中心にグレーや茶色を 適当に混ぜたエナメル系塗料を使用します。 パネルライン付近に中平筆で塗ったくります。 よくテクニック本などにある、 「毛細管現象を利用し極力はみ出さないように…」的な セオリーは完全に無視します。 今回のように、パネルライン付近を強調する塗装を 施している場合はこっちの方が雰囲気良いと思いますし、 拭き取りによるウェザリングも、こっちの方がし易いです。 …決して面倒くさいからではありませんよ?w |
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スミ入れ及びウェザリング完了の図。 途中の画像はありません(死 基本的には、パネルラインを避けてスミを拭き取り、 パネルライン周りに汚れやにじみが残るようにします。 可動部分等から油が染み出したような汚れは 綿棒で気流方向にスジが残るよう拭き取って表現します。 他にも、要所要所で横向きに拭き取ったりして それっぽく汚しやアクセントを入れていきます。 最後にエアブラシでスモークを細吹きして 煤煙やオイル漏れのような汚れを表現して終了。 仕上げにクリアーコートを施し、デカール貼りに備えます。 |
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2008 8/7 | |
ようやくデカール貼りに入ります。 当然エンブレム等のデカールはありませんので、 いつも通りKトレのインジェットデカール用紙で自作。 今回製作したのは、上からサピン王国空軍国籍マーク、 エスパーダ隊隊章、サピン王国国旗、テイルコードの4種。 機体番号はフォントやプリント、切り抜き等が困難なため、 市販のスウェーデン空軍ナンバーデカールを使用します。 注意書きはキット付属のものと、ジャンクデカールで。 |
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エスパーダ隊のマーキングはスウェーデン空軍の それに準拠していますので、今回はそれに従います。 機首の番号は航空団の番号ですので、 「サピン空軍第9航空陸戦旅団」より"09"。 国籍マークは小さめにつくったつもりでしたが、 若干大きかったようです…失敗。 今回使用したキットはオーストリア空軍仕様な都合上、 エアインテーク脇の"FARA"が"GEFAHR"に なってしまっているので、ジャンクデカールから スウェーデン空軍仕様のものを持って来ました。 |
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エスパーダ隊隊章は位置が不明だったのですが、 最近配信が開始されたAC6のラファールM"ESPADA2"の それを参考にすると、この辺りになるようです。 サピン王国国旗、テイルコードの"ES"の配置も、 同じくAC6のESPADA2を参考にしています。 なお、黄色の"ES"は下地の白がプリントできない都合上 本来なら白地から切り抜く必要があるのですが、 今回は周囲を尾翼の黒と同じ色にしてプリントすることで 周囲と共に四角く切り抜くだけで済むようにしています。 ところでこの"ES"ですが、"ESPADA"のそれだけでなく サピンのモデル、スペインの国籍コードでもあります …ってどうでもいい小ネタですね。 |
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小ネタ書いてたらスペースが無くなったので上の続き。 尾翼の番号は機番です。機番の公式設定はないので、 何となく"21"に。特に意味はありません。 今思うと"61"でも良かったか…いえ、独り言です。 機体上面には左右の主翼に国籍マークがありますが、 下面にはありませんので注意書きのみとなります エアブレーキ回りの黄と黒の縞が良いアクセント。 注意書きはキット付属のもので大体足ります。 足りない部分もありますが、あまり目立ちませんし 汚れ程度にしか見えないレベルですので省略します。 |
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2008 8/10 | |
デカールの乾燥後、クリアーコートを行います。 いつもならデカール貼りの翌日には吹いてしまいますが、 今回は自作デカールを使用していますので 一応、用心で2日乾燥させました。 クリアーコートはいつも通りエアブラシで行います。 Mr.カラー183番「スーパークリアーグレートーン」を吹き、 半光沢のクリアー(調合不明)で艶を調整します。 今回は、単なるつや消しにすると白っぽくなってしまうので 半光沢にしてみましたが…ちょっと艶が強いでしょうか? グレートーンを使用したのはコントラストを抑えるため。 派手気味なデカールを落ち着けるのに効果的です。 |
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機体の完成に伴い、ランディングギアの製作に入ります。 本当はもっと早めに用意しとくと効率的ですが、 面倒臭がりな私はいつも後で製作しています。 ギアは普通にパーティングラインを消した後、 シルバーを吹きクリアーコート、スミ入れで仕上げます。 主脚はタキシ―ライトをWAVEのHアイズで追加しました。 裏にアルミテープを貼ってそれっぽくしています。 ギアカバーは機体塗装時に一緒に塗っておきました。 主脚部分の4枚には塗り分けラインがかかりますので、 きっちりマスキングして仕上げます。 |
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前脚後方のラムエアタービンの製作。 ゲーム中では開きませんが、 実機では着陸時は開いている場合が殆どですし、 メカニカルなポイントにもなりますので製作します。 キットでは簡素ながらある程度再現されています。 大して目立つ部分でもないので今回はそのままですが、 肝心のタービンのプロペラブレードが分厚く、 またプロペラ断面が再現されていませんので デザインナイフで削ってそれっぽくしておきます。 加工の際は爪楊枝に仮接着して削ると楽です(画像) まあ小さくて全然わかりませんが、気分的に…w |
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何だかんだでランディングギア類完成。 尾輪まわりはとにかくパーツが小さいので、 パーツ紛失に十分注意します。 実際、ピンセットで一個パーツ飛ばして青ざめました… (床を10分這いつくばって見つけましたがw) 接着には溶剤系接着剤の他、瞬着、クリアーボンド、 木工用ボンド等も併用しています。 ギアそのものには溶剤系と瞬着、 カバーの固定にはボンドと瞬着の併用が便利です。 接着後、外から見える部分にクリアーを筆塗りしておくと ごく僅かな接着剤のはみ出し等が目立たなくなります。 |
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2008 8/11 | |
武装類の製作。 今回の搭載兵装は、ゲーム中のそれに従って AIM-9L(MSSL)×2、AIM-4D(SAAM)×2です。 共にハセガワのエアクラフトウェポンセットから。 パーティングラインを消し、尾部に噴射口をあけた以外は 特に変わったことはしていません。 AIM-9Lは各種バンド、AIM-4Dは前翼前縁の白ラインを デカールによって再現しておきます。 仕上げ後、先にパイロンに接着しておきます。 AIM-4Dは完全なイモ着けとなってしまうので、 真鍮線でピンを立てておくと接着が楽になります。 |
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武装・ドロップタンクの接着。 それぞれ微妙な角度で装着されますが、 この辺は説明書が全くもって役立たずなので 実機写真等を参考にして慎重に固定していきます。 ところで、ゲーム中の主翼下ミサイル(SAAM)のモデルは セミアクティブレーダー誘導のAIM-4Eなのですが、 1/72のキットは発売されていませんので、仕方なく 形・色の似ているAIM-4Dを使用しています。 もっとも、J35の実機写真でもE型を搭載しているものは 殆ど無く、大抵の場合はD型を積んでいるようですが… |
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2008 8/12 | |
コクピット周辺。 パイロットを追加した以外は素組みです。 なお、コクピットが非常に狭くそのままでは パイロットが収まらないため、両足はヒザ下で切断、 左腕はエッチングノコで切れ込みを入れて曲げてあります。 また、操縦桿は機体側に接着すると上手く握れないので、 パイロット側に接着して確実に握らせています。 |
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キャノピーの塗装。 フレームの内側に細い赤ラインがありますので、 以下のような手順でマスキング、塗装しています。 ・フレーム内側に0.3mmテープを貼ってアタリをとる ・↑内側をマスク、↑を剥がし、下地用ダークグレーを吹く ・赤を塗装後、最初の部分を同様に0.3mmテープでマスク ・機体色の黒を塗装 ・0.3mmテープを剥がし、黒との塗り分けを修正(画像) ・クリアーコート後、全てのマスクを剥がす 一応キットにはデカールが付属しますが、 細すぎて全く目立たないのでこっちで行きます。 単に細いデカールが苦手と言うのもありますがw |
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機首、垂直尾翼先端のピトー管は ファインモールドの真鍮製のものに置き換えます。 尾翼のものは普通にシルバーで塗装、 機首のものはキット付属の黄色・黒の縞デカールを 貼った後、先端部をシルバー、後端部を黒で塗装。 真鍮製なので地の色を生かした仕上げというのは 行えませんが、強度・シャープさという面では キット付属のパーツなど足元にも及びません。 パーツサイズの割には割高に感じるかも知れませんが、 その効果を考えれば決して高くはないでしょう。 |
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尾翼の接着後、各部アンテナをボンド類で接着します。 キャノピーにワックスをかけホコリを取り除き、 機体に接着すればようやく完成です。 なんかあっという間に完成してしまった気がします。 いつもほど苦労した感じが全然しないというか… 「あれ、もう完成?」というのが正直な感想です。 製作後半が夏休みだったというのもあるのでしょうが、 塗装に入ってから完成までが非常に短く感じました。 写真撮影後、近日中にギャラリーに画像をUPします。 |
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