1/144 YS-11T-A"TOM BOY"
(ハセガワ)
2015 6/14完成

ハセガワのYS-11T-Aです。
私の地元近く、下総航空基地の第205教育航空隊に配備されていた機体を製作しました。
平成23年に部隊が廃止、YS-11T-Aも全機退役となってしまいましたが、
飛行機好きになった頃から航空祭や日常的に飛んでいるのを見てきた
このツートンカラーに鮮やかなオレンジの機体は強く印象に残っています。
それと、初めて前から見た時に「顔になってる!」と思った時の衝撃も。

キットは限定版として発売された"海上自衛隊 第61飛行隊"を使用。
箱写真は表題の機体の上、パッケージには一切記載がないため
事前情報が無いと知り得ませんがこのキットには第61航空隊のM型に加えて
第205飛行隊のT-A型用デカール、レドーム、APU等のプラパーツが付属しています。


空中、地上で色々な姿を見てきた機体だけにどうやって作るか迷いましたが
やはり最も見る機会の多かった飛行姿勢で製作しました。
飛行姿勢ということで、今回は電飾と共に以前からやってみたかった
小型モーターによるプロペラの回転に挑戦。お陰でパーツは少ないにも関わらず
改造に加えて製作手順の工夫など、結構な苦労をさせられることとなりました。

そっちの方に手間をかけた分、ディテールの方は若干疎かになった感が否めませんが
それでも一応各所のアンテナやドームの追加、APUの位置と形状修正、エンジン側面の
エアスクープの除去、コクピットへのパイロット追加など目立つ部分には手を加えています。

胴体上面のドームはハイキューパーツのクリアドーム、アンテナ線には艦船模型用の
メタルリギングを使用しています。アンテナ線はもう少し太くても良かったかも…
APUは位置を少し後ろにずらし、形状をパテで修正。排気口を真鍮線で作り直しています。

なお、結構目立つ部分の形状が実機と全然違うのに目をつぶったり、塗装後の段階になって
埋める必要のあったパネルラインに気付くなど、いつかリベンジしたい点は多々あります…

塗装は基本的にキットの指示に従っています。
蛍光オレンジは1/144に使うとキツくなるんじゃないかと懸念していましたが
塗ってみると特に違和感もなく、イメージ通りの仕上がりとなりました。

デカールはキット付属品ですが、貼りやすさ、発色の良さなど非常に良い物でした。
ただしウォークウェイなど一部寸法の合ってない部分があったのは減点。
地上からでもよく見えた尾翼の"TB"(TOM BOY=おてんば娘)も綺麗な発色ですが、
指示のまま貼るとパネルラインや機番との位置関係が実機と少し違うので修正しています。

機体側面の赤ラインはデカールをコピーしてマスキングに使用したため長さ等は全く
問題ありませんでしたが、正直に白状するとデカール貼る時になって左後方のドアは
パネルラインを埋める必要があったことに気付いたので泣く泣くそのままにしました。

各翼前縁の防氷ブーツ(?)はデカールも付属しますが今回は塗装で再現しました。
以下、モーターと電飾について。

エンジンのモーターには秋葉原の部品屋(万世橋の中央線ガード下)で買った
直径4mmのモーター(携帯電話のバイブレーション用?)を使用。
何種類かありますが、私は配線が最初から付いているタイプを使用しています。
以前別の機体で挑戦した時に学んだことですが、モーターごとに若干回転数が
違うこと、配線がかなり切れやすいこと、軸に取付けられている振動子を
外す際にシャフトを曲げやすいことから、予備として必要数より多めに購入しています。

取付けはエンジンナセル内部にプラパイプで受けを作り、軸の中心や傾き等を
調整しながらエポキシパテと接着剤を併用して慎重に位置決めを行います。
プロペラとの接続は、プロペラの軸に穴を開けシャフトを差し込んで接続しています。
完全に接着するのは色々不安があるので木工用ボンドでの仮止めレベルに。
そのお陰で回しているとたまにプロペラ吹っ飛んでくることがありますが…
各灯火は以下のように再現しました。
・翼端灯…砲弾型LED(3mm、白)を薄く削って主翼内に納め、着色した光ファイバーで導光
・尾灯…胴体内の砲弾型LED(3mm、電球色)から光ファイバーで導光
・エンジン横…穴にチップLED(1005、電球色)を入れ、光ファイバーの輪切りでフタ
・着陸灯…ハイキューパーツの配線済みチップLED(電球色)を前向きに接着
・衝突防止灯…チップLED(3528、赤)にLED点滅用IC(M34)を接続、光ファイバーで導光

最近の航空機ではLEDによる灯火も増えているようですが、この世代の機体ということで
着陸灯などには電球色のLEDを使用しています。やはり白色LEDのドギツい明るさよりも
この少し温かみのある色の具合が好きなのですがいかがでしょうか。

衝突防止灯にチップLED使用するのは技MIXのP-3Cからアイデアを拝借しました。
砲弾型+光ファイバーよりも圧倒的に綺麗に発光する上に省スペースです。
点滅には今回初めて存在を知った点滅専用のICを使用しましたが、
点滅周期を変えるとかしない限りは回路作るより良いこと尽くめなのでオススメです。

スタンドは技MIXのP-3C付属品を拝借。同キット用に発売されている
プロペラ回転発光ユニット用ではない普通のスタンドですが、側面の肉抜き溝に
配線が通せることからむしろ好都合だったので流用しました。
どうせP-3C作る時は回転発光ユニット付属のスタンド使うので余りますし。
なお、拝借したP-3Cはもちろん第203航空隊のキットです。
いつかこの2機並べてあの頃の光景を再現したいなーと…

機体とスタンドの接続部は2.54mmピッチのコネクタで、通電はもちろんのこと
機体の保持用ジョイントとしても使用しています。

電源は単4乾電池2本、モーターと電飾全てをこれでまかなっていますが
容量は十分なようで結構な時間動作させても全く問題ありませんでした。
なお、電飾の方は抵抗として定電流ダイオード(CRD)を使用しているため
乾電池増やしても問題ありませんが、モーターの方は試しに4本接続したら
明らかにヤバそうな音立ててプロペラが高速回転したのでやめておきました。







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