1/72 VF-0S PHOENIX
(ハセガワ)
2008 5/5完成

OVA「マクロス ゼロ」より、統合宇宙軍(U.N.SPACY)の
先行量産型可変戦闘機、VF-0S フェニックスです。

-0S型は指揮官機(CAG機)であり、
他のタイプとは頭部形状が外見上の異なる点です。
OVAでは5話全てに登場、4話で1回撃墜されているため
5話に登場した機体は2機目となります。

劇中では統合軍のエースパイロット、ロイ・フォッカー少佐が搭乗。
CGで描かれた世界の中、反統合軍との激闘を演じました。

米海軍のジョリー・ロジャースをモデルとした派手なカラーは
敵機の注意を引き付けるためのものとも言われ、
このカラーは後の「超時空要塞マクロス」のVF-1にも引き継がれました。
キットはOVAとほぼ同時に発売されたハセガワの1/72です。

可変ギミックを無視してファイター形態に絞って開発されたキット故、
プロポーションに関しては文句なしの出来です。
劇中のイメージそのままと言っても差し支えないでしょう。

機体全面に多数のパネルラインとリベットのモールドが施されており、
いかにも航空機らしい雰囲気を醸し出しています。
機首やエンジンノズルに新鋭機的なディテールが存在する一方で
エアブレーキや尾翼は逆に現用機よりも1世代前の雰囲気を残す、
新旧混合な過度期の機体らしさが上手く表現されいます。

このあたり、さすが「航空機のハセガワ」だけのことはありますね。
実在しない機体でもそれらしくしてしまうところにはさすがです。
製作はほぼ素組みですが、数箇所、ちょっとした部分ではありますが
ディテールアップを施しています。

主要なパネルラインは一度全てPカッター、ケガキ針で深く掘り直し、
全体にびっしりと打たれたリベット類はピンバイスはっきりとさせています。
変型時の可動部は彫刻刀、Pカッター、エッチングソーなどで強調しています。

航空機らしさを押し出したキットではありますが、
このあたりは劇中のCGモデルっぽい表現を優先し、
実在しそうでしないような、スケールモデルとキャラクターモデルの
中間的な仕上げを目指してみました。

塗装指示、マーキング等は殆どキット指定のとおりですが、
機体色はキット指定のMr.カラー311番ではなく316番を使用しました。

この316番は米海軍機のハイビシ塗装に使用される
FS17875、いわゆる「インシングニアホワイト」であり、
空母艦載機であるVF-0には好適と判断しました。
ちなみに、311番はベトナム迷彩の下面色で、若干ベージュっぽい色です。

ラインや各部フィンの黒はデカールを使用せず
全てマスキングと塗装で仕上げています。
なお、黒部分にはほんの少しグラデーションを施していますが
実物で見ても殆どわからないレベルになってしまいました。
劇中の激しく使い込まれたような雰囲気を再現しようと
黒立ち上げ+強めのスミ入れ兼汚しを施してみましたが、
結局は単にドギツイだけの汚らしい仕上がりになってしまいましたorz

特に画像で見るとスミ入ればかりが目立ってしまい、
苦労したパネル周りの滲みのような汚しが全然目立たないのが残念です。

主翼フラップ付近、胴体後部のダクトっぽい辺りには
スモークを吹いてオイル汚れっぽさを強調しています。

VF-1、VF-0に共通する特徴的な可変翼は可動式となっています。
F-14のそれによく似ていたVF-1と比べてフラップ、エルロンの面積が広く
どちらかと言えばマクロスプラス/7に登場したVF-11に似たデザインです。
エンジンノズルは可動式ですが、上方向には殆どクリアランスが無いため
実質下方向にしか可動しません。
ノズルのリベットはほとんど消えかかっていたため、
ピンバイスで貫通しない程度に深くしておきました。
ノズルは黒の上からガンメタルを吹き、それっぽい感じに塗装しています。

尾翼先端の黄色も白と同様、下地に黒を吹いた上から塗装して
周囲から浮かないようにしてみました(上手くいったかは別として)。

尾翼のドクロマークはキットのデカールそのままですが、
特に透けなどは無く、普通に使用することができました。
本当は内側には無い方がカッコいいと思うのですが、
劇中の機体にはありますのでそれに従っています。
機体下面は上面に比べてキツめに汚したつもりでしたが…そうでもないか。
下面はバトロイド時に展開される脚や腕が見えるため、
上から見た場合に比べて可変戦闘機らしさをより強く感じることができます。

初登場時には主翼下に対空ミサイル×12、
最終戦ではゴーストブースターとミサイルポッド×6を満載していましたが、
主翼下に武装を吊るすと主翼の可動ギミックが死んでしまうので
今回は武装は胴体下のガンポッドとファストパックのみとしています。

劇中だと2話中盤の演習シーン仕様といったところでしょうか。
ディテールアップした部分の集中する機首周り。

コクピット部は、射出座席に脱出用フェイスカーテンハンドルを
ハセガワF-14から強奪して追加した他、HUD投影用レンズを追加しました。

脚周りでは主脚と前脚扉のタキシーライトをWAVEのHアイズで追加、
機首視覚センサー部は裏側にメタリックテープを貼り付けています。
←の画像だとセンサー部は暗く見えていますが、
光の当たり具合によっては発光しているように見えます(1番・3番目画像参照)

また、頭部レーザー及びガンポッド銃口の銃口を開口した他、
エアブレーキのバフェット防止用穴も開口しました。
ファストパックはエンジンブロック側に小型磁石を仕込み、
ファストパック側には裏側に針金を接着して着脱式に。
といっても撮影終了してから一度も外してませんがw

ファストパック外した全体像は上から5枚目の画像参照です。

使用したのはホームセンターの文具コーナーで入手した
黒板にプリントなどをとめるための磁石で、5個で300円程度でした。
直径5mm程度ですが、一個でニッパーを吊るせるほど強力なものです。
場所によっては、他にも色々と使い道がありそうですね。




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