1/144 TSR.2MS"CODE:X-2"
(ピットロード)
2017 6/7完成




アニメ「ストラトス・フォー」OVA第2巻"CODE:X-2 DISPERSION"より、
第7オービタルステーション迎撃任務時のTSR.2MSです(以下"X-2仕様"と呼称)。

トリコロールカラーの識別帯と各所に追加されたエンブレム、マーキング類は
ほぼ真っ白で味気無かったTV版の機体と比べると良い塩梅の派手さ加減に感じられて
個人的には大変気に入っています。この1回しか搭載しなかった大型弾頭、さらには
ミサイル発射シーンも含めていつかは製作してみたいテーマの1つでした。

今回は電飾と自作デカールに加え、自作のデータから出力した3Dプリント部品の投入、
アクリル材による台座の作成など初挑戦の部分も大いに採り入れて製作しました。
気合の入れ過ぎによる若干の空回りもあって、一時製作を停止した結果
着手から完成まで約2年近くかかってしまいましたが、そのお陰もあって
完成度の満足度はかなり高い作品になったように思います。



キットはピットロードの1/144を使用。ただし後述しますが、今回はMS仕様にするための
キットパーツ及びデカールは一部しか使用していないため、キットの素に近い完成品は
以前製作したこちらの作品をご覧ください。なお、特記ない限り前作での追加工作は
本作においても実施していると思って頂いて差し支えありません。

このX-2仕様は、キット発売当初から次のバリエーションに来るだろうと
予想していたのですが、イベントでピットロードの方に伺ったところ全く予定なしと
明言されてしまったため、デカールとパーツ含め自作することになりました。
まあ、残念なことに一時は投げ売り状態だったようなので仕方ないのかも知れませんが…

その一方、ピットより先にTSR.2MSを発売して話題となった英国エアフィックスからはなんと、
X-2仕様に加え、ADVANCEに登場したシャークマウス付きの機体を収録したデカールと
新金型の大型弾頭ミサイルをセットしたバリエーションキットが発売されています。
日本輸入代理店の意向かも知れませんが、この謎の情熱には敬意を払わずにはいられません。






前述の通り、基本工作と追加工作は前作と概ね同様です。

今回新たに行った追加工作は以下の通りです。
・自作の3Dデータから出力した3Dプリント部品(光造形、アクリル)の使用
・No.3エンジン、胴体上面のビーコンライト(点滅)、ミサイル噴射炎の電飾
・設定にも実機にも無い、水平尾翼回転軸付け根の出っ張りを削除
・爆弾槽のフタはアームの出てくる部分を切断、他の部分は接着して継ぎ目を消去

なお、自作の3Dプリント部品は以下の部分に使用しています。
・ミサイル全体と搭載用アーム(展張状態)、爆弾槽内のアーム差込用基部
・垂直尾翼と基部のロケットエンジン、ロケットエンジンのノズル
・ジェットエンジンノズルの内部
・胴体後部のアレスティングフック
・主翼下のRATOポッド取付用パイロン



塗装と仕上げについても前作と概ね同じですが、機体基本色の白はMr.カラー107番ではなく
316番を使用しています。てっきり前作も316番だと思い込んでいましたが違いました…
その他、前回調色した色はこんなこともあろうかと保存してあったので
過去の自分に感謝しつつそのまま使用しています。

前作では無かった垂直尾翼の赤はMr.カラー327番、主翼と垂直尾翼前縁のシルバーは
あまり派手すぎるのも不自然かと思いMr.カラー8番で仕上げています。

なお、インテークリップの赤は塗装だと内側との塗り分けが汚くなるのが容易に想像できたので
ジャンクデカール(ドラゴンのSH-3?)からストライプと三角を切り出して貼り付けました。
ちょうど327番が米軍機の赤なので色合いについては全く問題ありません。



エンブレム、文字などのデカールは全てインクジェットによる自作デカールです。
下地が白なので楽できるかと思いきや、トリコロールの帯と重なるメテオスイーパー章は
帯と一体だと位置の微調整が効かないので白地のデカールに印刷して重ねています。

機首のスコアマークは小さいですが、流れ星状のデザインであることが確認できます。
TV版第2話で、このスコアマークのステンシルが登場するためそれをモデルにしました。

また今回、キャノピーや胴体側面のパネル、胴体後部の肌色っぽい部分に見られるリベットを
デカールで再現してみました。CGモデルを意識してスミ入れをくっきりとさせているので、
あまり違和感ない仕上がりになったのではないかと思いますが如何でしょうか?

ところで、この文章書くために見返してたら一箇所盛大なミスを発見ししばし呆然。
劇中ではよく見えない所なので資料と見比べなければ誰も気付かないとは思いますが…



キットの垂直尾翼パーツはロケットエンジン部と舵面が一体化している上、
ノズルも一体成型で内側のモールドが無いなど少し残念な出来となっています。

そのままだと舵面だけを左右に振ることができないのと、今回のミサイル発射シーンにおいては
ロケットエンジンを発光させたかったことから、思い切って尾翼全体を3Dプリント部品で
自作することにしました。キットパーツ切れば?と思われそうですが、肉厚があり綺麗に仕上げるのが
難しそうなこと、またエンジン部前端の形状が間違っていることもあり早々に断念しました。

ミサイル発射シーンを作る分には舵面の可動化は必要ありませんが、CODE:X-2では発進前の
コントロールチェックにおいて左右に振って確認する場面があり、是非とも再現したいポイントでした。
パーツ設計の段階で舵面からエンジンを貫くように穴を設け、エンジン側に受けの真鍮パイプを通し
そこに舵面側から出した一段細い真鍮パイプを差し込むことで可動式としています。



ミサイル発射段階の超高々度では、ジェットエンジンではなくロケットエンジン(No.3エンジン)で
飛行しているため、その再現のため内側にオレンジのチップLEDを仕込んでいます。
LED配置と配線のため内側は途中まで中空で、フタとなるノズル部分は別パーツとしました。
またノズル付け根、水滴状のバルジ4個はエンジン部品の積層痕処理で邪魔になるため
別パーツにしておき、サーフェイサー処理後に接着しています。

ノズル内部には筋状の模様が確認できるので、モールドとして再現しています。
形状の都合で積層痕が消しきれませんでしたがそれっぽく見えるでしょうか?

なお、ジェットエンジンのノズルにも3Dプリント部品を使用しています。
こちらは当初計画に無かったのですが、ノズル内部を塗る際エアブラシでしつこく吹きすぎて
マスキングからはみ出してグチャグチャになったため、急遽リカバーのため作成しました。
キットパーツに差し込むだけの急造品ですが、モールドも追加できたので結果オーライ?



大気圏内突入後の遠距離目標破壊用に使用される、大型の"LIAP"弾頭を装備した
トライデント・ミサイルは全て3Dプリント部品によって作成しました。一部はキットのパーツ流用も
考えましたが、むしろ大改造になる上、形状の間違いもあるので今回は全て新造しました。

パーツは先頭、弾頭前半、弾頭後半、本体左右、本体上部、推進部の計7個で構成されています。
先頭を分割したのは塗り分けと、尖っているので万が一破損したとき予備と交換するためです。
オレンジの部分以外色が違う部分は全て別パーツで、パズルのような構造となっていますが
流石は高精度の光造形だけあって恐ろしいほどピッタリと組み合わさり、ちょっと感動。
なお推進部は最初から発射シーンを前提に、タミヤの5mm透明プラ棒が刺さるよう設計しました。

ミサイルの搭載用アームは、胴体の爆弾槽に内蔵した基部パーツに差し込み式としています。
発射時は展張されるので長めに作成して、最後に全体のバランスを見て切断しました。
なお、CODE:205でアームの真ん中にシリンダー?が確認できるので真鍮線で再現しています。



(上の続き)
大型弾頭を装備した場合、理由は不明ですがミサイルは通常よりも前側に搭載されます。
今回は発射シーンで製作したので関係ありませんが、一応アームの取り付く位置には
接続用の真鍮線を通すための穴を設けておきました。当然埋めることになりましたが
いつか搭載状態で製作する日が来た時のため、ということで…(来るのか?)

(←)以前製作した通常塗装のTSR.2MSと一緒に。
小さくて見えづらいかも知れませんがどちらも機番は1014です。

こうしてみると、未だに主翼下にRATOポッドを搭載した形態では作ったことありませんね。
ポッドを搭載した形態と言えばやはりZELL発進、となると発射台が必要となりますが…?
いずれにせよ、まだまだTSR.2MSで作りたいテーマはあるのでいつかは挑戦してみたいものです。



台座は見栄えを重視したかったので、今回は3DCADでデザインした後で部品図を描き
アクリル加工業者にカットを依頼しました。カットされたパーツに追加工した後、
接着やネジ止めで台座として組み立てています。デザインは最近流行?の艦船用台座を
参考にしつつ、スイッチや電池を収納するスペースを加えるアレンジを加えてみました。

機体を支える支柱は2mmのアクリル板で、こちらは基本的な切り出しのみ依頼し
機体との接続部の引っ掛かり部分は自分で切り出した板で何とかしました。
L字型の金具にネジを通して支えているので、ネジを外せば台座から分離できます。

支柱の断面には厚さ0.1mmの洋白板を貼り付け、そこを通して機体に給電しています。
透明なアクリルでも、前や斜めから見れば光の具合でその存在は分かってしまうので
ならば横からの見え方を最大限重視しようということでこのような方式としてみました。

以下、収まりきらなかった内容など


<3Dプリント部品について>
設計はまず2DCADで三面図を描き、3DCADに取り込んでモデル作成、STLファイルとして出力しています。
使用した2DCADはDraftSight(フリーソフト)、3DCADはRhinoceros(有償)です。
幸いモデリングしやすい形状のパーツばかりだったため、モデル作成にはあまり苦労しませんでした。

パーツは某3Dプリントサービスのアクリル(積層ピッチ16μm)で出力しています。
ちなみに合計費用は1/32ジェット機キットが1個買えるくらいですが、
プラ材やパテでスクラッチしても私の腕では絶対このレベルには到達できないので
これだけの精度で自作の部品が手に入ると考えれば決して高くないと思っています。

出力されたパーツは、まず熱湯で表面のサポート剤を除去した上でIPAに漬けて脱脂、紙ヤスリで積層痕を均して
プラサフを吹き、均してまたプラサフを吹き…といった手順で表面処理を行いました。
材質の関係でマスキング時の塗装剥がれが心配でしたが、今回は特に問題ありませんでした。

接着および隙間埋めには瞬着やエポキシ系を使用し、場所によっては真鍮線で補強しています。
ただ、やはりプラとの接着では強度を得にくい印象を受けたので、補強は過剰なくらい入れた方が良いかも知れません。

光造形素材の弱点とされる経年劣化ですが、1年以上経過した時点では特に問題は起きていません。
今後どうなるか気になる所ではありますが、同様の素材でガレージキットを作成している方々の事例を見ると
あまり気にする必要はないようにも思います。


<電飾について>
前述の通り、今回はNo.3エンジン、胴体上面のビーコンライト、ミサイル噴射炎の合計3箇所に電飾を施しました。
No.3エンジンとミサイル噴射炎は1608チップLEDのオレンジ、ビーコンライトには3528チップLEDを使用しています。
いずれも定電流ダイオード(CRD)と組み合わせてあるため、後から電池を増設したりACアダプタ式にすることも可能です。
(余程の理由がない限りしないとは思いますが…)

ビーコンライトは点滅用にLED点滅駆動ICと接続しています。YS-11T-Aの時も使用しましたが、抵抗やトランジスタで
回路作るより遥かに手軽で省スペースに収まるのでオススメです。ただ、点滅周期が0.5秒や1秒刻みの商品しか無く
微調整はできないので、次は米粒AVRなど、マイコンによる制御にも挑戦してみたい所ではあります。

ミサイルの噴射炎は元々3mmの砲弾型LEDを使用するつもりでしたが、配線の都合でどうしても後方に向けられず
派手さが失われるのを承知した上でチップLEDに変更しました。それでもサイズはかなりギリギリで、プラパイプから
はみ出したCRDがミサイルの内側に少し入り込むような形となっています。
胴体下面が炎で照らされるのを再現したくて発射シーンを製作したようなものなので、光量が減るのは残念でしたが
それでも上から2枚目のような写真を撮影できるレベルにはなったので満足しています。


<塗装について>
TSR.2MSの各翼にはグレーの塗り分けがありますが、CODE:X-2劇中ではグレーがかなり薄く
特に垂直尾翼については殆ど白と区別が付きません。
それでも設定的にはグレーに塗るべきかとも考えましたが、自作デカールを上から貼る都合上、
尾翼の"SJ"と胴体の"MS"で赤の色合いが違ってしまう可能性を危惧して今回は白としました。
公式ビジュアルブックの設定画とOVA-BOX Disc1ルートメニュー画面では
白にしか見えないので、少なくとも間違いではないと思います。

なお、同ビジュアルブックの中表紙にはCGではなく手描きのX-2仕様のイラストがあり、こちらでは確実に
グレーとなっていますが、よく見ると各所に塗りミスがあるので資料的価値は低いと判断しました。
同様にCODE:X-1限定版付属のデスクトップモデルも、機首のスコアマークが異常に多かったり
水平尾翼の塗り分けが設定と違っていたりするのでアテにしていません。

これに関連して、主翼上面の塗り分けは明らかに黒で太く縁取られている機体と、
ただの細い線(絵として境界を表すための線?)となっている機体があり
X-2仕様はどちらか迷いましたが、前者と比べると細く見えたので今回縁取りは再現しませんでした。


<デカールについて>
胴体側面の"MS"と尾翼の"SJ"および"MS1014"はキットのデカールの使用も考えましたが、
他の部分との色合わせの都合と、そもそもデータを作るのがそんなに難しいわけでもないので自作しました。

"MS"の下の"JAPAN"は何というか「普通の」フォントだったので適当な日本語フォントで作成しています。
ただ、尾翼の"MS1014"も設定上は多分同じフォントなのですが、こっちは機首とフラップの"014"の文字と
統一感を持たせたかったので、いつもの"Amarillo USAF"で作成しました。

余談ですが、胴体のストライプに重なるメテオスイーパーのエンブレム、上の鳥(?)みたいな絵は"7"を
図案化したものに見えますが、設定では世界各地の機体にも同じエンブレムが入っているので
「第7航空団」とか「第7管区」とかそういう意味では無いようです。
だからどうしたという話ですが、どんな意味があるデザインなのか個人的にちょっと気になる部分です。


<機体番号について>
CODE:X-2では本庄美風/菊原香鈴が1番機(サシバ11)、中村彩雲/土井静羽が2番機(同22)の編成でした。
CODE:X-1(DVD単品)のジャケット絵では手前の機体が"014"、奥側の機体が"021"となっており
順当に考えれば1番機が"014"、2番機が"021"と思われるのですが、
劇中ではどっちがどっちか分からない描写が続くため、一応調べた結果をまとめておきます。
ちなみに映像は2015年発売のBDで検証しており、DVD版では潰れてしまっていた所も確認できました。

@地上待機中
管制塔からリフトアップされている2機を機体の右方向から見た時、手前の駐機場から順に
地面に1、2、3、4と書かれています。機番は遠すぎるため確認できません。
これまでの各話を見ると、この番号が若い方が番機も先なのはほぼ確定しています。

Aコントロールチェック時
本庄/菊原の台詞のタイミングで"014"の機体の各舵面が動いています。
"021"についてはコントロールチェックの描写はありません。

B発進時
管制塔から見たときとは逆に機体左側からのカットとなりますが奥側の機体(=駐機場1)が先、
手前の機体(=駐機場2)が後に発進します。この時手前の機体番号が"014"となっています。

C上昇中
途中まで"014"が後方(画面左側)に占位していますが、静羽の「ここから見えるだけでも〜」の
台詞の直後は"021"と"014"の位置が完全に入れ替わっています。

Dミサイル発射時
先に発射した機体の機番は見えませんが、FOX1のコールが美風なので1番機です。
続いて右からフレームインして来る機体は当然2番機ですが、この時一瞬見える尾翼の機番は"014"です。

以上より劇中では"021"が1番機、"014"が2番機と考えられる描写のほうが多いのですが、
ビジュアルブックでは"014"=本庄/菊原機と明言されています。
公式の設定資料でそう言っている以上それで確定なのでしょうし、万が一間違いだったとしても
今後訂正される機会は無いのでしょうがちょっと釈然としないというのが個人的な感想です。

ただ、劇中描写はどうであれ前述のDVDジャケットやメニュー画面、CODE:X-1限定版付属の
デスクトップモデルを見る限り"014"が1番機のつもりだったというのは確実だと思います。
どちらか一方しか出さないという状況で2番機を出すというのは考えにくいですし…
かく言う私も、ずっと1番機のイメージがあったので今回は"014"を製作しました。

ちなみにこの疑問を考察する上では関係ありませんが、地上でリフトアップしつつキャノピーが閉まるシーンと
コントロールチェック後に機首を見上げるカットは、下からなので物凄く見づらいですが"021"です。
また、ミサイルを搭載した機体全体を見上げるカットでは"014"となっています。

なおこれらのシーンではスコアマークも辛うじて下半分見えますが、どうやらどちらも数は一緒のようです。
パイロットは固定ではない上、そもそもこの2機は4人の専用機というわけでもないので
もしかすると基地全体のスコアマークだったりするのでしょうか?(にしては少なすぎますが…)


<大型弾頭について>
シリーズ通して1回しか登場しないこの弾頭、名称も1回しか呼ばれませんが台詞では「ライアップ弾頭」と聞こえます。
色々調べてみても見つからず、設定資料集の用語にも載っていないので何のことかずっと謎だったのですが、
小説版第4巻"The extra sight"によると"LIAP弾頭"となっていました。

一方、劇中で名称が呼ばれるシーンではCGを使用したブリーフィングのような映像が流れるのですが
こちらで左側に小さく表示される名称では"LEAP MISSILE"となっています。

LEAPは軽量大気圏外迎撃体(Lightweight Exo-Atmospheric Projectile)の略で実在するので、
このLIAPというのはLEAPを元ネタとした、大気圏内での迎撃用弾頭を表す造語かと思われます。
ただ、Exo-は「外」を表す接頭辞ですが、反対の「内」はEndo-なのでどっちもEになってしまいます。
そう考えると"I"は英語のInsideとかInnerの頭文字だったりするのでしょうか。
また劇中では遠距離目標迎撃用との説明があるので"L"はLong-Rangeかも知れません。


<エアフィックスのキットについて>
前述したエアフィックスのキット、発売されただけでも驚きであり大変有り難いことではあるのですが
キットを見た限りでは以下の部分がちょっと気になりました。いつか作る機会があれば注意したいポイントです。

・大型弾頭版ミサイルの搭載位置が通常版のミサイルと同じとなっており、前側に移動していない
 (そのせいか搭載用アームの位置がおかしくなっている)
・塗装図でCODE:205版(シャークマウス付き)の方が大型弾頭、X-2版が通常のミサイルを搭載するようになっている
 (パッケージ絵も同様)
・X-2版のデカールで、右フラップ上の"014"が付属しない(何故かCODE:205版の"016"は付属している)
・スコアマークが流れ星でなく、チェックマーク?のような何とも言えない形状をしている


<その他>
大気圏内に落下する人工衛星の迎撃任務、ミサイルで撃墜するはずが中にまだ人が居ることが判明、
ミサイルを発射するか否かで葛藤する…というCODE:X-2の展開は、結末こそ異なるものの
かの名作『サンダーバード』のエピソード"宇宙放送局の危機"に通じるものを感じずにはいられません。
ビジュアルブックの対談等読む限り、スタッフが特撮好きなのは疑いようがありませんし
もしかするとオマージュだったりするのでしょうか?




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