1/72 J35J"ESPADA 1"
(ハセガワ)
2008 8/13完成

NAMCO"ACECOMBAT ZERO THE BELKAN WAR"より、
サピン空軍第9航空陸戦旅団第11戦闘飛行隊『エスパーダ隊』1番機、
『灼熱の荒牛』ことアルベルト・ロペズの駆る、"ESPADA 1"です。

エスパーダ隊はサピン王国空軍所属の傭兵部隊であり、
各地の戦場で戦果を挙げていましたが、終戦直前に突如
所属していた基地から機体諸共その姿を消します。

その後クーデター組織『国境なき世界』所属部隊として再び現れ、
重巡航管制機"XB-0"のルーメン及びヴァレー基地への空爆をエスコート。
空爆後に追撃に上がって来たガルム隊と交戦、XB-0共々撃墜されます。
製作記はこちら

久々のスケール航空機ものとなります、J35Jです。
思えばまともにスケールキット作ったのは大学受験以来ですが、
その割には大して戸惑うことはありませんでした。

キットはハセガワの1/72を使用。
初版はかなり前の筈ですが、はっきりとしたパネルライン、
シャープなパーツなど、現在でも十分通用する出来です。

最近の、1/48並みのディテールを詰め込んだ1/72キットと違い、
スケール相応のパーツ構成とすることで、組み立て易さと
1/72には十分なディテールを両立している点は高く評価できるでしょう。
キットでは、1950年代の設計とは思えないダブルデルタの前鋭的な、
しかしそれでいて細かい部分にはまだ古臭さの残る、
まるで特撮にでも登場しそうな特徴的なフォルムをほぼ正確に再現しています。
特に主翼からエアインテーク部分にかけての、現代のブレンデッドウィングに
通じるラインは惚れ惚れしてしまうような出来です。

惜しむらくは、後部キャノピーからドーサルスパインへの繋がりが
不連続な感じで、実機の流麗さを少々損なっている点でしょうか。

それとこれは私のミスですが、主脚の傾きを小さめに見積もっていたため
主輪の取り付け角度をかなり小さくしてしまい、そのせいで主輪が
まるで族車のようなハの字になってしまいました。今回の反省点です。

あれ、コクピット後方のアンテナ曲がってる…orz
今回の最大のポイント、エスパーダ隊仕様のカラーリングとマーキング。

カラーリング最大のポイントはやはり機体上面の黄色のクロスです。
撮影条件上、画面を確認しながら真上から撮ることができないので、
無理矢理勘で撮った中で一番まともだったのが←です。
一応X字になっているのがおわかりいただけるしょうか?
機体下面にも同様のクロスがあるのですが、機体の保持が難しく
撮影できなかったため画像はありません。

ところで、機体基本色の赤が実に微妙な色に仕上がった故、
画像がモニターの設定によって全く別の色に見えるようになっています。
実際、今私が文章書いているPCのモニターではくすんだ赤に見えますが、
自宅のもう一台のPCのモニターで見るとかなり鮮やかな朱色に見えます。

恐らく他のモニターでは更に違う色に見えていると思いますが、
一応実物はゲーム中の色に忠実に仕上がったと思っていますので、
あまり画像での色合いについては気にしないで頂けると幸いです。
デカールは、キット付属のものはコーションデータのみ使用しています。
機首と尾翼の機番はフライングカラーズ製のものです。

サピン空軍国籍マーク(主翼・機首)、サピン王国国旗(垂直尾翼端)、
エスパーダ隊エンブレム(垂直尾翼)、テイルコード"ES"(垂直尾翼方向舵)は
全てK-TRADINGのインクジェットデカールを使用して製作しました。

扱いに慣れてきたのか、今回はインクを崩すことも丸めてしまうことも無く、
実にスムーズにデカール貼りを終えることができました。
今回の製作は基本素組みでしたが、一部を他キットより流用しています。

武装はAIM-9L(MSSL)×2、AIM-4D(SAAM)×2で製作、
共にハセガワのエアクラフトウェポンセット3より流用しました。
ゲーム中ではSAAMは-4Dでなく-4Eなのですが、
入手できるキットが無かったので形状と色の似ている-4Dを使用しました。

機首及び垂直尾翼のピトー管はファインモールド製の
真鍮製の挽き物に置き換えています。

パイロットフィギュアはジャンクパーツより流用しました。
キャノピーのレンズ効果で妙に大きく見えてしまうのが難点…




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